失敗を恐れずに挑戦すること
昨日はクリアクト日曜日クラスでした。
昼は中井庸友監督、夜は田中佑和監督によるワークショップが行われました。
メンバーも増えてきて活気がより出てきています。
中井監督のレッスンではまずアップとして、身体と脳を起こすために必ずシアターゲームをします。
集中力、柔軟力を鍛えるようなゲームをします。
一見、遊んで見えるかもしれませんが、とても集中力と反射神経、洞察力、柔軟な頭が必要になります。役者にとって必要な要素が詰まっています。
まわりを良く見て観察し、失敗を恐れずに、思いっきりやること。
失敗した時の自分の反応も勉強になります。どう悔しがるのかなどとても人間性などが出ます。
今まで知らなかった新しい自分を知る機会にもなります。
手を抜こうとすればいくらでも抜いてやることも出来てしまいますが、表現者をやりたい以上はこういった遊びも真剣に全力でやることが大切です。
その次は、“出はけ”というのをやりました。
1人1人、出て、はけるというものですが、それをサイレントの演技で繋いでいくものです。
これが非常に難しいのですが、役者の引き出しがどれだけあるか、想像力がどれだけあるかが試されます。あとは相手の芝居を良く見ているか。
相手の演技から紡いでいく作業です。
どう理解をして発展していくかはその人次第です。
思わぬ展開になることもあります。でも、それが面白いのです。
最後に台本を使いました。とても難しい台本ですが、これを毎週使ってトレーニングをしています。
台本を覚えて立ち稽古になれば、今後はもっと発見、発展できると思います。
夜の部は田中監督によるエチュードのレッスンでした。
田中監督のレッスンでは基本的にエチュードを行います。
役者の力が試される、試せる授業です。
ただなんとなくでは出来ません。相手の芝居を見て、そこにどう入って、どう展開していくかを考えなければエチュードのトレーニングにはなりません。
今回は全員参加のエチュードでより高度ではありました。
そこで、躊躇しないで、思いっきり失敗してもいいので、やってみることが大切です。
挑戦することに意味があります。
やらないで失敗するよりも、やって思いっきり失敗した方が学びになります。
失敗したところで、講師の方は怒ったりしませんし、じゃあこうしてみようという提案を下さいます。
だからどんどん失敗していいのです。恥ずかしいことは何もないのです。
躊躇している自分がいたらまだまだ足りないと思って下さい。
一緒に演じている仲間を信じてやってみるのです。
もちろん、独りよがりになりすぎてもいけませんが、まわりを見て、恐がらずに飛び込んでいってほしいです。
田中監督はそれを評価して下さいますし、ではこうしてみようと導いて下さいます。
なので、メンバーも講師の方も信じてまずは挑戦、やってみることから始めてほしいです。
演技に正解はないですし、また監督も予想していなかったような新たな発見ができるかもしれません。エチュードはそこが面白いのです。
何事にも“失敗を恐れずに挑戦すること”が大切です。
そこからまた大きな発見という収穫があります。
現場では許されませんが、レッスンではたくさん失敗をして下さい。
それがまた糧となっていきます。
これからもたくさん失敗し、学んで吸収していってほしいです。
CREACT